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「みそまろ・大・生姜・生卵(そのまま)」@ラーメン二郎 八王子野猿街道店2の写真この冬も、二郎系の味噌限定をいろいろ回ったが、季節の終わりに野猿の「みそまろ」に行ってみた。

二郎系の味噌でも単にカエシを減らして業務用味噌を加えただけの簡易版の店と、味噌の専門店ばりにこだわりの味噌だれのブレンドから仕込む意識高い系があるが、もちろん野猿は後者。これまでも多々こだわりまくった味噌系限定を出してきた。

味噌の面白いところは、単なる塩味と旨味だけでなく、甘味、辛味、苦味、香り、スパイシーさなどなど、多角的な味覚のベクトルがそれぞれのキャラに合わせて統合されているところにある。それゆえ味噌だれも、どのような味の構成にするのかを練って、複数の味噌をブレンドするところから始まるわけだが、野猿の面白いところは、今回の味はこう組み立ててくるか!?と、マニアックなところ。今年のみそまろについて言えば、甘みとクリーミーさの二点にフォーカスを絞った構成で、こういう極端なコンセプトは限定ならではの冒険だ。そのため、味噌に加えてピーナッツバターと胡麻ペーストも練り込むというこだわりぶり。味噌といえば味噌だが、ある意味日式担々麺の方向性にも似た、どろりと甘く重いスープで、そんなアイディアにぐっとくる。

スープを一口飲んで、思わずニヤッとしてしまった。こうきましたか、確かにSWEET&HEAVYな味噌ですな! 美味いですよ! でも重いですよ! 野猿の真骨頂は、髑髏に象徴されるエクストリームネス。やりすぎぎりぎりの極端まで攻めてこその野猿なので、こんなヘヴィーメタルスイートな味噌も、いいじゃないか。例えるなら、中国本場の月餅の、あの重さ。

そして過剰さといえば、久しぶりに野猿のノーマルの大を食べたが、これでもなかなか量あるね。500はあるかという、かつての桜台や神保町、一橋学園に匹敵するトップクラスの麺量を、野猿のスムーズ麺でひたすら啜る喜び。それに、巨大で美味い豚二塊、さすがD麺の祖父店ならでわと感心する、その豪快さは健在だ。そんなコテコテっぷりに疲れてきたら、このみそまろには、生姜と生卵のトッピングが、味わいに変化をくれて、とてもいい働きをしてくれる。

私などがいまさら言うまでもなく、野猿は、味も量もアイディアも、すべて兼ね備えた名店だね。しかし、今回のみそまろ、重いよ。重いけど美味いよ。この悦楽と苦行の狭間な感じも、また野猿。

ところで、来る道すがら大栗川沿いに河津桜が満開だった。もう味噌の季節も終わりだね。多摩の里にも春が気配が感じられて、そんなところも野猿にくる愉しみの一つ。遠いけど、また近々来たくなる多摩の老舗です。

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